医療者の指刺し事例報告踏まえ、「穿刺器具の取扱い」注意喚起(医療介護CBニュース)

 厚生労働省はこのほど、各都道府県衛生主管部長などに向けて「耳朶穿刺時等の微量採血のための穿刺器具の取扱いについて」を通知した。それによると、微量採血のための穿刺器具を使って、耳朶(耳たぶ)で採血する際、針が耳たぶを貫通して耳たぶを支えていた医療従事者の指を刺したという事例が複数報告されているという。厚労省では、このような指刺しが起こると、患者・医療従事者間での血液を介した感染の恐れがあることから、器具の取り扱いなどへの注意を呼び掛けている。

 血糖値の測定時などに皮膚を穿刺する器具は、医療機関などで広く使用されている。その採血場所は指先が多いが、痛みの軽減や指先を傷つけたくないとの患者の希望などで、指先以外の部位での採血も行われている。

 通知では、▽耳朶などの組織が薄い部位への穿刺を行うと、組織を貫通した針で指を穿刺し、血液を介した感染の恐れがある▽貫通の恐れがある場合には、他の組織の厚い部位での穿刺について検討する▽耳朶などの組織が薄い部位への穿刺を行う場合には、穿刺部位の裏側を直接指で支えない▽穿刺する部位にかかわらず、採血時には針刺しや血液との接触による感染の恐れがあるため、施術者は手袋着用などの血液曝露予防の対策を取る-の4点への留意と、関係者に対する周知を呼び掛けている。


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